
ジメジメの湿気で髪がうねったり、ゴワッと広がったり、ペタンとつぶれてスタイリングが決まらないetc.
とかくトラブルが多発しやすい梅雨時期の髪、その原因とは?
さらに過酷な環境下でも美しく、扱いやすい髪をキープするテクニック&ヘアケアアイテムもご紹介します。
複雑な梅雨時期の髪トラブル、まずは原因と対策法について髪のプロ・伊熊奈美さんに教えていただきました。
お話を伺ったのは
美容エディター/
毛髪診断士 認定指導講師
伊熊 奈美さん
Nami Ikuma
1972年生まれ。20年以上に渡り、女性誌を中心に美容分野の記事を編集、執筆、監修。講演やテレビ出演等でも現代の毛髪科学に基づいた知見を基に、生活に取り入れやすいヘアケアメソッドを幅広く伝えている。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)などがある。
まずは、パサつきや広がり…梅雨時期に増える「髪トラブル」について。
その「原因」は一体何なのか、ひもときます。
01
傷みやパサつき
「髪のダメージには、パーマやカラーによる化学的なダメージと、摩擦や熱による物理的なダメージがあります。これらが蓄積すると髪のキューティクルがはがれて内部のたんぱく質や水分が流出。パサつきだけでなく、すべての髪トラブルの元凶に!」(伊熊さん)
02
うねりや広がり
「髪のうねりや広がりは、毛髪内部に水分が出入りすることが原因。キューティクルが乱れた髪は湿気を吸って膨張する部分とそうでない部分の差が大きくなります。毛髪内部のゆがみが強くなることで、うねったり広がったりしてしまうのです」(伊熊さん)
03
ペタンとボリュームダウン
「とくにハリやコシのない髪質の場合、髪が湿気を吸うことで重くなり、ペタンとしやすくなります。ふんわり仕上げをキープしたいトップや前髪はつぶれてしまうのに、毛先は広がってまとまらない…という悩みもよく聞きます」(伊熊さん)
日々のヘアケアやスタイリングを少し工夫するだけで、髪トラブルを防ぐことが可能に!
対策01 毎日のドライヤーが基本
「うねりを防ぐには、髪の根元からしっかり乾かすことが大切。とくに後頭部の根元は髪がいちばん密で乾かしにくい部分です。生乾きだと雑菌の繁殖やニオイの原因にもなるので、しっかり乾かすように意識しましょう。髪を上下に分けてブロッキングをしたり、根元まで届く大風量のドライヤーを使って手ぐしを入れながら乾かすと効率的です。仕上げは、キューティクルを閉じるように上から冷風をあてると、ツヤとまとまりが断然アップ!」(伊熊さん)
対策02 毎日のスタイリングによるダメージを最小限に
「さらさらのツヤ髪に整えるには、やはりストレートアイロンが便利。160℃~180℃くらいの低めの温度で、同じところに長くあてないようにサーッとすべらせるように使うのがコツ。熱から髪を守るアイロン用オイルを先につけておくと、さらにダメージを軽減できます」(伊熊さん)
対策03 流失した髪内部の栄養素や水分をチャージ
「髪内部の失われた成分を補い、水分の出入りによる影響を抑えることも必要。週1回程度、インバストリートメントやヘアマスクで集中ケアをしてみて。タオルドライ後に目の粗いコームで梳かし、剤をなじませたら再びコーミング。シャワーキャップをして5分ほど蒸らしてから流します。どれだけ成分を入れ込めるかがカギになるので、浸透をサポートするブースターを使うのもおすすめです」(伊熊さん)
※ヤーマンより依頼したコメントを編集の上掲載しています。個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
お家で手軽にケアできる高機能アイテムを投入するのも手!
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※各販売先により価格が異なる場合がありますので、
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